プロポーズのよくある失敗と注意点

失敗プロポーズにならないための注意点

プロポーズされたら誰もが大喜び、というわけでもありません。せっかくのプロポーズも、言葉選びや演出がうまくいかなければ相手に気持ちが伝わらず、かえって嫌われる可能性さえ考えられます。

プロポーズを失敗に終わらせないための注意点を、失敗しがちなポイントと合わせてチェックしていきましょう。

ロマンチックさがない

プロポーズは一生寄り添って生きていく覚悟を伝える、大切な場面です。映画レベルとまでは行かなくても、プロポーズされる側としては多少のロマンチックさがあった方が嬉しいでしょう。

もちろんかっこつけすぎても白けてしまいますが、だからと言って「結婚してください」とだけシンプルに伝えられるのも、なんだか味気ないものです。日常の雑談の中で「結婚しようか」とさり気なく伝える方法もありますが、演出も何もないプロポーズは「やる気がない」「どうでも良さそう」と誤解されてしまいます。

シャイな人には演出なんて難しく感じるかもしれませんが、無理に派手なことをする必要はありません。

• 素敵な景色の前で
• 花束やプレゼントを贈って
• 特別な日・タイミングに

…など、ちょっとしたシチュエーションがあれば、それだけでロマンチックになります。プロポーズにロマンチックさがあると良いのは、後になっても素敵な思い出として思い返せるからです。

プロポーズの言葉が伝わりにくい

プロポーズが失敗した…と思っている人の中には、実はプロポーズがうまく伝わっていなかったというケースもあります。例えば「毎日味噌汁を作ってほしい」は定番ですが、結婚には一言も触れていないため、「今の言葉がプロポーズだ」と相手が確信を持てません。ふわっとした遠回しな言い方や演出をすると、プロポーズとして上手く伝わらないことがあるのです。

「一緒に暮らしてほしい」では同棲の誘いかもしれませんし、「君は素敵なお嫁さんになれる」では誰のお嫁さんか伝わりません。プロポーズをするなら、気恥ずかしくてもハッキリ伝わるような言葉を選びましょう。

シチュエーションにも注意しておくと安心です。何気なく「結婚する？」と聞いてみても、日常風景の中だと雑談や冗談の一つとして取られてしまうこともあります。騒がしい場所だと周りの音や喧噪に声をかき消されてしまうかもしれませんから、二人きりで静かになれる場所を選ぶのも得策です。

場所が落ち着かない

演出を派手にしようと凝り過ぎてしまって、落ち着かない場所でプロポーズしてしまう…こうした空回りな失敗談も少なくありません。例えばフラッシュモブで周りにたくさんの人がいる場面や、スタッフさんに協力してもらったお店の中、人が多く賑やかなテーマパークなど…。

落ち着きにくい場所だと、せっかくプロポーズされても上手く答えられません。しっかり考えてから返事をしたいと考えている人にとっては、周りが騒がしいとリラックスできなくて上手く考えがまとまりません。外でのプロポーズは周りの人の視線が気になって、プロポーズに集中できない可能性もあります。

プロポーズの演出を考えるなら、相手の性格を考慮して場所を考えましょう。一生を左右するイベントですから、あまり目立つような場所は避けた方が無難かもしれません。

緊張し過ぎ

プロポーズをする側にとっては、上手く伝えられるかどうか、受け入れてもらえるか…緊張する要素がたくさんあるでしょう。しかし緊張しすぎると、思うように気持ちを伝えられません。挙動不審になって変なことを口走ったり、言おうと思っていたことが頭から抜け落ちたりしてしまうかもしれません。

「完璧にしなきゃ」と思い詰めず、多少失敗しても良い、くらいの気持ちでリラックスしていきましょう。そもそもプロポーズは大切な場面ですから、緊張して当たり前。大切なのは緊張しすぎないことです。

ゆっくり深呼吸して、事前に考えた手順を頭の中でしっかり復習してから、ゆっくり丁寧にプロポーズしましょう。多少の緊張は、むしろ「それだけ真剣になってくれてるんだな」と相手も嬉しくなるはずですから、緊張している自分を優しく受け止めてあげてくださいね。

間違っても緊張をほぐすためにお酒を飲んだり、緊張しすぎて当日に体調を崩したりしないようにしましょう。

過度なサプライズ

「どうせだから派手にしよう」なんて思っていませんか？自分がやりたい演出と相手が喜んでくれる演出は違います。例えばフラッシュモブなど大勢の人が出てくる演出は、人見知り・シャイな人にはかえって迷惑。テーマパークの目立つ場所で急にプロポーズをするというのも、一見ロマンチックですが周りの視線がいたたまれません。

自分だけが楽しくて、相手が居心地の悪い思いをするのであれば、もはや自己満足になってしまいます。悪目立ちしてしまうようなプロポーズや、相手の性格と反するような過度なサプライズは控えておきましょう。派手ではなくても、誠心誠意の言葉とシチュエーションがあればプロポーズは成功しますよ。