プラチナ

プラチナとはどんなもの？

プラチナは、白金とも呼ばれますが、直訳したホワイトゴールドとは全く、別のものです。プラチナは、希少性が高く、産地は、南アフリカ共和国とロシアの一部だけ。採掘量もゴールドの30分の1程度です。もっと分かりやすく説明すると、1トンの原鉱石から3グラムしか採ることができません。しかも、原鉱石から地金にするのに、ゴールドは1週間程度ですがプラチナは、約2か月かかります。

プラチナには、純度を表す数値があり、「Pt900」や「Pt950」などの表記が一般的。「Pt900」の場合は、プラチナの純度が90％、「Pt950」ならば95％となります。

価格帯

高価なプラチナの指輪でもピンからキリまであります。安いものだと2万円台のものも販売されています。プラチナの指輪の一般的な相場価格は約24万円。これに対し、婚約指輪の平均予算は約35万円となっているので、高価なプラチナでもハイブランドの指輪を購入することができます。

通常は、プラチナの純度が高くなればなるほど高額になります。

メリット

プラチナの指輪のメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。

ダイヤモンドとの相性が抜群

プラチナは、色が白いのでダイヤモンドとの相性が良いことで知られています。ピンクゴールドやイエローゴールドなどの金の指輪とは、合わせにくいダイヤモンドですが、プラチナならば、お互いの良さを引き出すことが可能です。

加工がしやすく頑丈

プラチナは、頑丈であるにもかかわらず、変形させやすいので、加工がしやすく色々なデザインに対応することが出来ます。様々なデザインの中から指輪を選びたいという人には、おすすめです。また、指のサイズが変わった時に、指輪のリサイズがしやすいので便利。

普段使いしやすい

プラチナの指輪は、変色や変質しにくく、汗に触れても平気なので普段使いする時にも外さないですむのがポイントです。

デメリット

一方、デメリットには次のようなものがあります。

金属アレルギーに注意

プラチナの指輪の強度を高くするために混ぜ合わせる金属にパラジウムなどがありますが、このパラジウムには、金属アレルギーを発症する可能性があります。ゴールドの指輪に比べると、配合割合が小さいので、そこまで気にする必要はないかも知れませんが、注意しておきましょう。

価格が高くなりやすい

最大のネックともいえるのが、コストの問題です。ゴールドの指輪と比べた場合、同じデザインならば1.2~1.5倍程度、プラチナの指輪の方が高くなります。

手入れの方法

ゴールドの指輪に比べると変色しにくいため、そこまで気を使う必要はありません。しかし、普段使いしやすいため、小さな傷が出来てしまいがちです。そんな時は、ぬるめのお湯に中性洗剤を数滴たらし、その中に浸けると汚れが取れます。自分で手入れをするのが不安な場合は、購入した店舗に相談してみましょう。